トイアンナのぐだぐだ

まじめにふまじめ

就活メディアでひどいけど笑えるボツが出たので1万円で買った

ライターの熊谷真士さんという笑える記事ばかり書いている人がいる。IQの高そうなネタを次々とアホにするので、妖怪脳溶かしとこっそり呼んでいる。シンナーの効能みたいな紹介になってしまった。

その熊谷さんと一緒に就活記事を書いている。相手はド真面目な媒体で、五大商社の人事を相手にインタビューし「これからの日本を担うのは誰か」なんて議論している。そこで熊谷さんの原稿がボツになった。そりゃなるだろ、ギリギリアウトだよと一読した瞬間に「な、なにこれ……」と衝撃を受けた。で「1万円出すからブログへ掲載させて!」と買い取ってきた。以下はその全文である。

 

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就活生の質問:大学時代に恋人を作れと先輩方に口を酸っぱくして言われるが、社会人の出会いはそんなに悪いものか?

 

回答:たしかに、おっぱいの大きさが本人の性格に影響を与えるでしょう。

おっぱいの大きい子は心に余裕があるというのは本当なのか、という今回のご質問。確かに、そんな話を耳にした事があります。

その人の持つ外見や能力によって他人からの扱いが変化し、それの継続によって人間の考え方や性格が形作られていくのだとすれば、「おっぱいの大きさ」という身体的な特徴が本人の人格に影響を与えることは大いにあるでしょう。

 

「おっぱい」という圧倒的な強みを保有することで自分自身に対して深い自信を持ち、他人からの些細なディスではその圧倒的自信が揺らぐことは一切ない、という屈強なメンタルを手にしたおっぱい菩薩の方も存在します。そういう女性は結果的に心が広いと感じられるでしょう。アレの大きい男性には何とも言えない余裕が漂っているという例の説と、同様の理論です。

しかし、おっぱいが大きいにも関わらずモテを実感出来ず、自分に対してどうしても自信が持てない、という女性もいるようです。おっぱいがもたらす優位性を感じられず、中には自分のおっぱいにコンプレックスまで感じてしまうような、「おっぱいの持ち腐れ状態」になってしまっている人も。おっぱいが大きいからと言って誰しもが心に余裕を持てるというわけでは、ないのです。

 

「おっぱいが大きい」という一つの外的特徴がその人の自己評価に与える影響は、やはりその他の特徴やその人自身の根本的な考え方に依存する話なのでしょう。つまり、おっぱいが大きい人は心に余裕があるのかという冒頭の設問に対する解答はYesでありNo。というか、いまちゃんと見直したら、今回の設問、「大学時代に恋人を作れと先輩方に口を酸っぱくして言われるが、社会人の出会いはそんなに悪いものか?」でしたね。全く違いました。何もかも違いました。私は一体、何に対して回答していたんでしょうか。

さて、もう使える残りの文字数が殆どないのですが、こちらの質問に対する私からの回答は、「いや、別にそんなことないんじゃない?」です。根拠は特にありませんが、少なくとも社会人の出会いは悪いもんだとはなから思っている人の出会いは、悪くなりそうですよね。何事もポジティブにいきましょう。おっぱい。

 

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初見で頭の中がこれでいっぱいになった。


おっぱいがいっぱい

 

小学校のころ、先生がテストの裏に出したクイズ。「いっぱい、の『い』を『お』に変えるとどうなるでしょう?」みんな思ったよ、答えは「おっぱい」だって。答えは「おっぱお」でした。何エロいこと考えてんのよ変態、と女子が騒ぎ立てた。女子なのに「おっぱい」としか思えなかった私は下を向いて黙った。こんなの引っかける方が悪いよ、何がおっぱおだよ、そんなの日本語にねーよ。

あまりに盛り上がりすぎてなぜか出題した先生の方が怒りだし「おっぱいは変態なんですか?」と居残りで学級会になった。先生も一体何を考えていたんだろう、あの変態会議で。

 

誰しもがおっぱいに少なからぬ思い出を抱いている。そうそう就活生の質問に答えますが、社会人の出会いは大学での出会いより大変です、いっぱい。

 

熊谷さんの採用記事はこちら。リンク貼るなって言われそうだから無許可で貼った。通報しないでください。

www.onecareer.jp

 

熊谷さんのブログ。脳が溶けて気持ちよくなれます(効能)

manato-kumagai.hatenablog.jp

 

真面目な就活生がこのページを見てしまったら申し訳ないので、きちんと書いた記事へもリンクを貼らせていただきます。

toianna.hatenablog.com