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トイアンナのぐだぐだ

まじめにふまじめ

婚活で売れ残る「普通の子」が見つめられない現実とサバイバル術

「売れ残る」という単語は好きではない。結婚する気が無い人まで罵倒する言葉だからだ。もし本当に「売れ残り」がいるとするならば、それは「結婚したくて努力しているにも関わらず、長期間マッチングできない」状態だけだろう。

 

その意味で「売れ残る」女子とは誰か。それは恐ろしいほど「普通」の女性だ。私が婚活を始めたのは22歳。それから婚活パーティ、オンラインマッチング、合コン、結婚相談所とそれなりの場数はこなした。そこで年齢・容姿関係なく全くモテない女性、それは恐ろしくオクテな、普通の女性たちだった。

 

そもそもオクテ女子には、どんなスペックでも数年単位で彼氏がいないことが多い。これは「相手に告白されたら、付き合うかどうか考慮する」スタイルの恋愛を重ねてきたからである。自分からデートへ誘わない、片思いの相手へは「思い続ける」以外のアクションを取れない。それはなぜか?

 

「恋愛スイッチ」が入るまで時間がかかる

オクテ女子のための恋愛基礎講座』によれば、そもそもオクテ女子は思考パターンからして「相手のことを恋愛対象としてなかなか見られない」らしい。

自称喪女から「異性に女として見てもらえない」という相談をよく受けます。そのたび「それは自分が相手を男としてみてないからだよ」と返す私。

知り合いに、美人で性格もいいのにモテない女子がいます。男性陣に「なぜ彼女を口説かないのか?」と問うと「向こうが俺のことを全然そんな目で見てないから」とのこと。

 

これに対し恋愛慣れしている女性ほど、新しい相手へ出会った瞬間「彼とは付き合える、友達になりたい、ちょっと無理のどれだ?」と脳内フォルダで分類するが、オクテ女子の場合は「付き合える」フォルダへ到着するまで短くて数ヶ月、長くて1年を必要とする

 

婚活ではいかに短期間で多くの相手と出会い、納得した相手とくっつくかにかかっている。そうしないと相手も結婚に焦っているから別の女性へ逃げてしまうのだ。30回のお見合いを経験した男性も、下記のように語っている。

(婚活で出会った)Dさんの態度が何ともあいまいで、何を考えているのかよく分からないのである。

色々突っ込んで聞いてみると、「すぐに結婚とかいうことではなく、付き合っていく上で、自然にそういう気持ちになったらその時考える」というような答えが返ってきた。

何ということだ。これでは、お見合いした意味がない。

 

中学校までは相手を吟味する時間があった。だがそのままのペースでアラサーになり、オクテ女子が「もしかして私、彼のことが好きかも」と思った頃には、下手すると相手に第一子が誕生している。婚活とは無情な短期決戦である。

 

相手に見えない努力をしたがる

オクテ女子は、結婚そのものに対して消極的というわけではない。頑張ってパーティへも出向き、本人も「なぜうまくいかないのだろう」と焦っている。しかしオクテ女子が婚活で売れ残りやすいのは、相手に見えない努力をしたがるからだ。

 

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これは、同じ「結婚」というアウトプットを探している3タイプの女性を描いた図。合理的なAさんは出会いの数を増やすことで「直接相手の目に触れる」努力をする。悪く言えば見もフタもないが、結婚へ繋がる打率は一番高い。

ファッションに気を遣い、女子力の高いBさんのような女性は料理やネイルなどの自分磨きに走る。ネットでは「自分磨きじゃ婚活へは繋がらないぞ」などと揶揄されるが、基礎スペックが上がるので後は出会うだけでいい。

しかしオクテ女子Cさんは、そこで「恋愛運が上がる神社へ行く」「ジェムリンガを買う」といった選択を選ぶ。(ジェムリンガって何?と思った方はこちらをご覧あれ)もちろん、婚活はスピリチュアルで何ともならない。

 

「スピリチュアルを試すのって、相当変な女だろ?」と思った男性はこの数字でも見て欲しい。3割超の人は占いへ課金している。男女問わないアンケートでコレだから、女性だけの調査ならもっとスピリチュアル比率は高いはずだ。

 

先ほど引用した本にも、これを支持するエピソードがある。

関西に恋愛成就で有名な寺があります。「その寺に参ったら結婚できた」という話を聞いた知人が「私もあのお寺に何度も行ってるのになんで? 神様って不公平!」と言っていてびっくりしました。

 

では、オクテ女子はこんな努力を選ぶのか。それは彼女たちにとって心理的ハードルが低いからだ。たとえば社会人サークルへ新しく入っていくのはオクテ女子にとって地獄だろう。クラスで騒いでいる女子を尻目に手芸へ勤しんでいたタイプへ、いきなり社交性を求めるなんてムチャである。

私もかつては大変なオクテで好きな彼と共通の話題が欲しいあまり、彼が好きな漫画のBL同人誌を買い集めた。その結果、公式厨の彼に嫌われて失恋した

 

サバイバルは「雛形トーク」から

では、オクテ女子が今から取れる解決策はどこか。私は「社交的な女性が使っているトーク術や外見を、雛形として覚えてしまう」のが一番楽だと思う。性格は変えられないが、表層は繕えるからだ。

 

といってもいきなりホステスの一流接客術なんて読まないこと。「かわいいね」と言われたら「ありがとう、○○さんもxxが素敵ですね」と返す……といった会話を学習するだけで十分である。

オクテ女子はそもそも自分から積極的に発話しないので、会話のキャッチボールが苦手だったりする。この世には有難いことに初心者向けファッションや会話もある。人と会話するテンプレをまずは丸暗記して婚活へ参加してみてほしい。きっと、違いが生まれるから。

 

スピリチュアル系の実家にて「運命の人はいつ現れますか?」とアラフィフのお姉さまがたに詰め寄る相談者さんを見ながら、今日はここで終わる。

 

◆参考文献

脱オタクファッションガイド - メインコンテンツ 2005年Ver.

「無難ファッション」を知りたければこのサイト。雑誌をいきなり買うと上級アイテムが揃いすぎて大変なことになるので、まずはネットでどうぞ。

 

 今回引用した本はこちら。会話のテンプレが大量に入っているので、婚活サバイバルゲームの有効な武器になるだろう。